「お年賀を用意したけれど、のしに名前を書かなくても大丈夫?」と迷う方は少なくありません。結論から言えば、原則として名前は書くべきであり、省略はマナー違反になりえます。のし下(名前欄)に自分の名前を記すことで、贈り主が明確になり、先方に失礼のない印象を与えられます。ただし、夫婦連名・会社名義・部署一同といった例外ケースでは書き方のルールが異なります。この記事では、お年賀ののし表書きの基本と名前欄の正しい書き方から、名前を省略できる条件・連名の書き方、デパートや通販での名入れ対応まで、お年賀マナーを網羅的に解説します。
この記事の監修者

ギフトコンシェルジュ
清野飛鳥
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お年賀ののしに名前を書かないのはマナー違反か

お年賀ののしに名前を書かないことは、一般的なマナーとして避けるべき行為です。のしは「誰から贈られたものか」を示す役割を担っており、名前(のし下)が空白だと受け取る側が困惑することがあります。特にビジネスシーンでは、複数の取引先から同時期にお年賀が届くことも多く、名前がなければ管理や返礼の際に支障が出ます。
ただし、例外として名前を書かなくてよい・または書けないケースも存在します。たとえば、大人数の連名で「一同」と書く場合や、会社・部署名義で贈る場合など、個人名を全員分書くことが現実的でないときは、別の書き方が認められています。また、のしなし(のしをつけない)でお年賀を渡す場面もゼロではありませんが、ビジネスの場では基本的にのしを付けた上で名前を入れることが礼儀です。
名前を書かないと起こりうるリスク
- 受け取り側が贈り主を特定できず、お礼の連絡ができない
- 他の差し入れや贈り物と混在し、紛失・取り違えが起きる
- 「配慮が足りない」と受け取られ、ビジネス関係に影響する可能性がある
- お返しが必要な場合に、相手が対応できない
お年賀のし・表書きの基本と名前欄の正しい書き方
お年賀ののしには、書く位置や文字のルールが決まっています。基本構造は「表書き(上段)」と「名前(下段・のし下)」の2段構成です。以下で各要素を整理します。
表書き(上段)の書き方
表書きは水引の上に書く文字で、「お年賀」または「御年賀」と記します。どちらも正式表記として広く使われます。ビジネスシーンでは「御年賀」が少し格式高い印象を与えます。毛筆または筆ペンで書くのが基本で、薄墨は弔事専用のため使用しないよう注意してください。
名前(下段・のし下)の書き方
のし下には贈り主の名前をフルネームで書きます。個人なら「山田 太郎」、ビジネスなら社名と担当者名を合わせて書くケースもあります。文字の大きさは表書きよりやや小さめにするのがマナーです。また、名前は水引の中心線を基準に、左右均等のバランスで記すと見栄えよく仕上がります。
| 項目 | 書き方の基本 | 注意点 |
|---|---|---|
| 表書き(上段) | 「お年賀」または「御年賀」 | 薄墨は使わない・毛筆推奨 |
| のし下(下段) | フルネームまたは会社名+氏名 | 省略・空白は原則NG |
| 水引の種類 | 蝶結び(紅白) | 結び切りは慶弔事専用のため不可 |
| のしの種類 | 熨斗あわびつきの印刷のし | 弔事用ののしは絶対に使わない |
| 外のし・内のし | 手渡し→外のし、配送→内のしが一般的 | 地域によって慣習が異なる場合あり |
なお、お年賀を贈る時期は松の内(関東は1月7日まで、関西は1月15日まで)が基本です。時期を過ぎた場合は表書きを「寒中見舞い」に変更するのがマナーです。のしの書き方と合わせて時期のルールも押さえておきましょう。
お歳暮のビジネスマナー完全ガイド|時期・のし・相場・お返しまで徹底解説
名前を省略・変更できる例外ケースと連名の書き方
全員の名前を書くことが難しいケースでは、ルールに沿った別の書き方が認められています。以下に主な例外パターンを紹介します。
夫婦連名の場合
夫婦でお年賀を贈る場合は、夫の氏名をフルネームで書き、その左隣に妻の名前(名のみ)を並べて書くのが一般的なマナーです。たとえば「山田 太郎 花子」のように記します。夫婦どちらかの名前だけを書く場合は、代表者の名前を中央に書きます。
3名連名の場合
3名で贈る場合は、右から順に目上の人の名前を書きます。「山田 太郎 鈴木 次郎 田中 三郎」のように横に並べますが、スペースが足りない場合は別紙に全員の名前を書いてのしの内側に同封するのが丁寧な対応です。
会社・部署名義の場合
会社名義で贈る際は「株式会社〇〇」と社名のみ、または「株式会社〇〇 営業部」のように部署名を添えて書きます。担当者個人の名前は書かなくても問題ありません。ただし、個人的な関係を強調したい場合は社名の左に担当者氏名を小さめに添えるケースもあります。
一同名義(大人数)の場合
部署や有志グループで贈る場合は「〇〇部一同」「有志一同」などと書きます。この場合、個人名は書かないのが通例で、のし内に別紙を入れて参加者全員の名前を記しておくとより丁寧です。「一同」とのみ書くと贈り主が不明確になるため、必ず組織名や部署名を添えてください。
なお、ビジネスシーンでは多数の企業・部署から同時期にお年賀が届くため、社名や部署名をのし下に明記することが特に重要です。名前がないと相手の事務処理にも支障が出ます。

デパート・通販でお年賀を買うときの名入れのし対応方法
デパートや通販・ギフトサービスでお年賀を購入する場合、のしへの名入れは店舗スタッフやサービス側が対応してくれることがほとんどです。ただし、正確に伝えないとミスが起きることもあるため、注文時の確認ポイントを把握しておきましょう。
デパートで購入する場合
デパートでは購入時に「のしの表書き」と「名前(のし下)」を伝えれば、その場で印字・手書きしてもらえます。外のし・内のしの指定も可能です。手渡し予定なら外のし、配送なら内のしを選ぶと良いでしょう。連名や会社名義の場合も、スタッフに正確に伝えれば対応してもらえます。
通販・ネットショップで購入する場合
通販では注文フォームにのしの表書きと名前を入力する形式が一般的です。文字数制限がある場合は、社名を略称にしたり、担当者名のみにするなど調整が必要なこともあります。注文確認メールで名前の表記を必ず確認し、誤りがあれば早急に問い合わせましょう。
デジタルギフト・eカタログを法人お年賀に活用する場合
近年、法人のお年賀・年始挨拶ギフトとしてeカタログギフトを活用する企業が増えています。物品を手配するためにのしや梱包を一件ずつ準備するのは、担当者の大きな負担になりがちです。PsyPre for Bizは、1,000種類以上の商品から受け手が自由に選べるオリジナルeカタログギフトを作成できる法人向けサービスです。URLをCSVで一括送付するか、QRコード付きのギフトカードを郵送するだけで完結し、受け手の住所収集も不要。企業ロゴやメッセージをカタログに反映でき、初期費用・月額・手数料はすべて0円、カタログ代金×個数のみのシンプルな料金体系です。請求書払いにも対応しているため、経理処理も簡単です。大人数への年始ギフト手配の効率化に、ぜひ検討してみてください。
お中元の熨斗の書き方完全ガイド|短冊・内熨斗などのマナーを徹底解説
よくある質問(FAQ)
Q. お年賀ののしに名前を書かないと失礼になりますか?
A. 原則として失礼にあたります。のし下(名前欄)が空白だと、受け取り側が贈り主を特定できずお礼の連絡もできません。ビジネスシーンでは特に、社名や担当者名を明記することが基本マナーです。ただし、会社・部署一同名義や大人数連名の場合は「〇〇部一同」などの記載で対応できます。
Q. 夫婦連名でお年賀を贈る場合、のし下はどう書けばよいですか?
A. 夫の氏名をフルネームで中央やや右に書き、妻の名前(名のみ)をその左隣に並べて記すのが一般的です。例:「山田 太郎 花子」。夫婦どちらかの代表者名だけを書く場合は、その名前を中央に記します。
Q. 会社名義でお年賀を贈るとき、のし下はどう記載しますか?
A. 「株式会社〇〇」と社名のみ、または「株式会社〇〇 営業部」のように部署名を添えて書きます。担当者個人の名前は必須ではありませんが、個人的な関係を示したい場合は社名の左に小さく氏名を加えることもあります。
Q. デパートでお年賀を買うとき、名前入りののしを頼めますか?
A. はい、多くのデパートでは購入時に表書きと名前を伝えれば印字・手書きで対応してもらえます。外のし・内のしの指定や連名・会社名義への対応も可能な場合がほとんどです。通販の場合は注文フォームで指定できますが、文字数制限がある場合もあるため注文確認時に必ずチェックしましょう。
Q. お年賀ののしは「外のし」と「内のし」どちらが正しいですか?
A. どちらも正式なマナーとして認められています。手渡しの場合は包装の外側に貼る「外のし」が一般的で、贈り物の印象が伝わりやすいです。宅配便などで配送する場合は、のしが汚れるリスクを避けるため「内のし(包装の内側)」にするのが一般的なマナーです。
Q. 大人数でお年賀を贈る際、のしに全員の名前を書けない場合はどうすればよいですか?
A. のし下に「〇〇部一同」や「有志一同」と記し、別紙に参加者全員の名前を書いてのし内(包装内)に同封するのが丁寧な対応です。「一同」のみだと贈り主が曖昧になるため、必ず組織名・部署名を添えてください。


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