お中元をいただいたとき、「お返しは必要なのか」「いつまでに対応すればいいのか」と迷う方は少なくありません。実はお中元のお返しには明確なマナーがあり、相手との関係性やシーンによって対応が異なります。特にビジネスシーンでは、対応を誤ると取引先や顧客との関係に影響することも。本記事では、お中元のお返しが不要なケース・必要なケース、適切な時期と金額相場、お礼状の書き方まで、ビジネスパーソンが知っておくべき知識を徹底的に解説します。
この記事の監修者

ギフトコンシェルジュ
清野飛鳥
法人様向けのオリジナルカタログギフトを手軽に作れる「PsyPre for Biz」を統括しています。想い出に残るイベントや福利厚生などのお悩みをサポートいたします。
お中元のお返しは基本的に不要?その理由とマナーの基本

お中元はそもそも「日頃の感謝を伝える贈り物」であり、お歳暮と同様にお返しを前提としていない慣習です。そのため、お中元のお返し(返礼品)は原則として不要とされています。しかし「何もしないのは失礼では?」と感じる方も多いでしょう。実際には、お返し品を贈るよりもお礼状・お礼メールで感謝の気持ちを伝えることが、日本のビジネスマナーとして正しい対応とされています。
ただし、以下のケースではお返しを検討することが望ましい場合もあります。
- 目上の方や取引先から高額なお中元をいただいた場合
- 相手が「お返しをする文化」を重んじる業界・企業である場合
- 継続的なビジネス関係を強化したい場合
逆に、お返しが不要とされる主なケースは以下の通りです。
- 上司・目上の方へのお中元へのお返し(目下から目上への返礼は失礼になる場合あり)
- 取引先から自社への贈り物で、社内規定により受け取り自体を制限している場合
- お礼状・感謝のメールで十分な関係性の場合
お中元のお返しはいつまでに行うべきか?時期と期限
お中元のお返しをする場合、タイミングが非常に重要です。お礼状はお中元を受け取ってから3日以内に発送するのが理想とされており、遅くとも1週間以内には到着するよう手配しましょう。
返礼品を贈る場合は、お中元の時期(7月初旬〜8月15日)内に届くよう手配することが基本です。お中元の時期を過ぎてしまった場合は「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈ることで、マナーを守りながら対応できます。
| 時期 | 対応方法 | のし表書き |
|---|---|---|
| 受け取り後3日以内 | お礼状・お礼メール送付 | — |
| お中元期間中(〜8/15) | 返礼品を贈る場合 | 「お中元」 |
| 8/16〜8/31 | 暑中見舞いとして贈る | 「暑中御見舞」 |
| 9/1以降 | 残暑見舞いとして贈る | 「残暑御見舞」 |
お中元のお返しが必要・不要な場面を比較
ビジネスシーンでは、相手との関係性や文脈によって対応が変わります。以下の比較表を参考に、適切な対応を選びましょう。
| シーン | お返し品 | お礼状・メール | 推奨対応 |
|---|---|---|---|
| 取引先→自社へのお中元 | 原則不要 | 必須 | お礼状+電話 |
| 顧客→自社へのお中元 | 任意 | 必須 | お礼状+感謝メール |
| 上司→部下へのお中元 | 不要 | 必須 | 直接お礼+お礼状 |
| 部下→上司へのお中元 | 不要(目上が返礼しない慣習) | 推奨 | — |
| 個人(知人・友人)→自分 | 任意(同額程度) | 必須 | 返礼品+お礼状 |
| 社外→自社(高額品) | 推奨 | 必須 | 返礼品+丁寧なお礼状 |
お中元のお返し金額の相場とギフト選びのポイント
お返しを贈る場合の金額相場は、いただいた品物の3分の1〜半額程度が一般的なマナーです。ただし、ビジネスシーンでは「半返し」の概念は慶弔ギフトほど厳密ではなく、感謝の気持ちが伝わる品を選ぶことが重要です。
統計データによると、2023年のインテージ調査ではお中元の平均予算は3,000円〜5,000円が最多で全体の約47%を占めており、返礼品の相場もこのレンジが目安となります。また、同調査ではお中元を贈る先として「取引先・ビジネス関係」が個人間を上回り、ビジネスギフト需要は年々増加傾向にあることも明らかになっています。
返礼品選びのポイントは以下の通りです。
- 消えもの(食品・飲料):相手の好みを問わず喜ばれやすい定番
- カタログギフト:相手が好きなものを選べるため、ビジネス向けに最適
- 地域の名産品:話題性があり、印象に残りやすい
- 避けるべきもの:生鮮食品(鮮度管理が難しい)、高すぎる品(相手に気を遣わせる)
法人向けのお中元・返礼ギフトとしてカタログギフトは特に有効です。相手に選ぶ楽しみを提供でき、好みや嗜好を問わない点でビジネスギフトに最適です。次の記事も参考にしてください。
法人向けWeb・デジタルカタログギフト徹底比較|選び方から導入事例まで

お中元のお礼状・お礼メールの書き方と例文

お返し品を贈らない場合でも、お礼状またはお礼メールは必ず送ることがビジネスマナーの基本です。以下に、すぐに使えるお礼状・メールの例文を紹介します。
【お礼状例文】取引先へのお中元へのお礼
拝啓
盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびは結構なお品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。お心遣いに深く感謝申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
略儀ながら書中をもってお礼申し上げます。
敬具
【メール例文】お中元のお礼メール
件名:お中元のお礼【〇〇株式会社 〇〇】
〇〇株式会社 〇〇様
いつも大変お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇でございます。
このたびは心のこもったお中元をお贈りいただきまして、誠にありがとうございます。
ご厚意に感謝申し上げますとともに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
まずはメールにて御礼申し上げます。
お礼状の書き方についてさらに詳しくは、次の記事をご参照ください。
お中元のお礼状の書き方完全版|例文・メール・マナーを徹底解説
ビジネスシーンでのお中元対応のポイントまとめ
ビジネスシーンにおけるお中元対応では、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
- 社内規定の確認:企業によっては贈答品の受け取りを禁止・制限している場合があります。まず自社・相手先の規定を確認しましょう。
- お礼の速やかな対応:お中元を受け取ったら3日以内にお礼状またはメールを送ることが基本です。
- 返礼品の必要性の判断:高額な贈り物や特別な関係の場合は返礼品を検討。通常は感謝の言葉で十分です。
- のし・包装のマナー:返礼品を贈る際は時期に合ったのし表書きを使用する。
- 継続的な関係構築:お中元をきっかけに、感謝の言葉とともに今後のビジネス関係強化につなげる。
取引先へのお中元に関する総合的なマナーについては、次の記事もあわせてご確認ください。
取引先へのお中元を贈る際の完全マナー|金額相場・選び方・お礼メール例文まで解説
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URLで贈るデジタルカタログギフトについては、次の記事もご参照ください。
【法人向け】URLで贈るカタログギフトの活用術:お祝い・景品・大量注文の最適解

よくある質問(FAQ)
Q1. お中元のお返しは絶対にしなくていいのですか?
原則として、お中元のお返し品は不要です。お中元は感謝の気持ちを伝える贈り物であり、返礼を求めるものではありません。ただし、高額な贈り物をいただいた場合や、相手との関係性によっては返礼品を検討することが望ましいケースもあります。いずれの場合も、お礼状やお礼メールは必ず送ることがマナーです。
Q2. お中元のお返しはいつまでに贈ればよいですか?
お礼状は受け取り後3日以内、遅くとも1週間以内に届くよう送りましょう。返礼品を贈る場合は、お中元の時期(8月15日)までが理想です。時期を過ぎた場合は「暑中見舞い」(8月16日〜31日)または「残暑見舞い」(9月以降)として贈ることができます。
Q3. ビジネスでお中元のお返しをする場合の金額相場はどのくらいですか?
いただいた品の3分の1〜半額程度が一般的な相場です。ビジネスシーンでは3,000円〜5,000円の返礼品が最も多く選ばれています。高すぎる品は相手に気を遣わせてしまうため、適切な金額範囲を守ることが重要です。
Q4. 上司からお中元をもらった場合、お返しは必要ですか?
目上の方(上司)からお中元をいただいた場合、お返しの品を贈ることは原則不要です。ただし、直接お礼を伝えるとともに、お礼状を送ることが礼儀です。反対に、部下・目下の方からお中元をもらった場合も、上司側がお返しをする慣習は一般的ではありません。
Q5. お中元のお礼をメールで済ませてもよいですか?
ビジネスシーンでは、お礼メールは一般的に受け入れられています。ただし、本来はお礼状(手書きまたは印刷)が最も丁寧な対応です。親しい取引先やメールでのやり取りが主な関係であれば、メールでも問題ありません。重要な取引先や目上の方には、できれば書面でのお礼状を優先しましょう。
Q6. お中元をもらったけれど自社規定で受け取れない場合はどうすればよいですか?
自社規定によりお中元を受け取れない場合は、速やかに相手にその旨を丁寧に伝え、品物を返送する必要があります。その際は、規定による対応であることを明確に伝え、相手への感謝の気持ちも忘れずに伝えましょう。事前に取引先へ自社のギフトポリシーを共有しておくと、双方にとってスムーズです。
