仕事でのミスやトラブルが発生した際、どのように謝罪し、どのようなお詫びの品を持参すべきか悩む方は多いでしょう。誠意を伝えるためには、単に高価なお菓子を用意するだけでなく、渡すタイミングや言葉選びといった細かなマナーが非常に重要です。この記事では、相手の心情に配慮しつつ、失礼のないようにお詫びの品を渡すための具体的な方法を詳しく解説します。
この記事の監修者

ギフトコンシェルジュ
清野飛鳥
法人様向けのオリジナルカタログギフトを手軽に作れる「PsyPre for Biz」を統括しています。想い出に残るイベントや福利厚生などのお悩みをサポートいたします。
謝罪の場におけるお詫びの品の重要性

ビジネスシーンにおいて、トラブルが発生した際に先方を訪問し、直接謝罪の言葉を伝えることは基本です。その際にお詫びのしるしとして「菓子折り」を携えるのは、言葉だけでは伝えきれない反省と誠意を形にするための日本ならではの慣習といえます。菓子折りとは、もともと「折り箱」に入った贈答用のお菓子を指し、その丁寧な佇まいが相手に礼を尽くす姿勢を示します。
お詫びの品にお菓子、いわゆる「消えもの」が選ばれるのには理由があります。手元に残る実用品などは、それを見るたびに相手がトラブルの記憶を思い出してしまう可能性があるためです。お互いに後腐れなく、相手が負担を感じずに受け取れるお菓子は、謝罪の場に最も適した選択といえるでしょう。
誠意が伝わるお詫びの品の渡し方マナー
お詫びの品を渡す所作一つで、こちらの反省の度合いが判断されることもあります。以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
渡すタイミングは謝罪が受け入れられた後で
最も注意すべき点は、訪問してすぐに品物を差し出さないことです。いきなり品物を渡すと「物で解決しようとしている」という不遜な印象を与えかねません。まずはしっかりと謝罪の言葉を述べ、相手がこちらの話を聞き、謝罪を十分に受け入れてくれたことを確認してからお渡しするのが正しい順序です。もし相手が激昂している場合は、まず頭を下げて話を聞くことに徹し、タイミングを見極める必要があります。
紙袋から出し、正面を向けて両手で渡す
お詫びの品を渡す際は、持参した紙袋から出し、箱の正面を相手に向けて両手で差し出します。紙袋は本来、品物を汚さないための保護用であるため、そのまま渡すのは失礼にあたります。出した後の紙袋は手早く畳み、持ち帰るのがマナーです。ただし、屋外や外出先で渡すなど、相手が持ち帰る際に袋が必要な場合は「袋のまま失礼いたします」と一言添えて渡すと親切です。
相手に配慮した「言い方」と添える言葉

お詫びの品を差し出す際に添える言葉も、誠意を伝える重要な要素です。
「つまらないものですが」ではなく「心ばかり」を
かつては謙遜の意味で「つまらないものですが」という表現が使われてきましたが、謝罪の場面では不適切です。「つまらないものを持って謝りに来たのか」と不快感を与えてしまう可能性があるからです。代わりに「心ばかりの品ですが、どうぞお納めください」といった言葉を使いましょう。これは「わずかに心の一部を表したものです」という控えめな敬意を表す言葉です。
状況に合わせた誠実なフレーズ例
お渡しする際は「この度は多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。心ばかりではございますが、お納めいただければ幸いです」といった言葉を添えます。また、相手の好みを考慮した場合は「お口に合えば幸いです」といった前向きな言葉を添えるのも良いでしょう。
謝罪にふさわしいお菓子の選び方と相場
お詫びの品選びには、事態を重く受け止めていることが伝わるような配慮が必要です。
重みのあるものや老舗ブランドが適している理由
心理的に「お菓子の重さは謝罪の気持ちの重さ」と捉えられることがあります。そのため、ずっしりとした重量感のある羊羹やゼリー、しっとりとした焼き菓子などが推奨されます。また、流行の新しい店よりも、歴史のある老舗や有名ブランドのものを選ぶことで、格調高さと安心感を演出でき、礼を尽くす姿勢が伝わりやすくなります。相手が複数人の場合は、分けやすく衛生的な個包装のものを選び、日持ちがするものを選ぶことも重要な心遣いです。
予算の相場について
謝罪の度合いにより異なりますが、一般的には3,000円から10,000円程度が相場です。 ビジネスでの小さなミスであれば3,000円程度、重要な過失の場合は5,000円程度、相手に怪我を負わせた場合などは5,000円から10,000円程度を目安にします。あまりに高価すぎると逆に反感を買うことがあるため、常識的な範囲内で選びましょう。
のし(掛け紙)は「紅白の結び切り」
謝罪の品にかけるのし紙は、二度と繰り返さないという意味を込めて「紅白の結び切り」の水引を使用します。ただし、謝罪はお祝い事ではないため、右上の「のし飾り(あわび)」がないものを選ぶのが一般的です。表書きには「御詫び」「深謝」「粗品」などと記します。地域によっては、より控えめにのし紙を付けずに包装紙のみ、あるいは無地の短冊とする場合もあります。
相手の好みに悩んだら法人向けギフトPsyPre for Biz
お詫びの品を選ぶ際、最も頭を悩ませるのが「相手の好みが分からない」という点です。苦手なものを贈ってしまい、かえって失礼にならないかという不安は尽きません。また、急ぎで謝罪に向かう必要がある場合、店舗へ足を運ぶ時間が取れないこともあります。
そのような課題を解決するのが、法人向けカタログギフトサービスPsyPre for Bizです。PsyPre for Bizでは、1,000種類以上の商品から予算に合わせて自由に組み合わせたオリジナルカタログを作成できます。eカタログギフト形式を選択すれば、メールやSNSのURLで即座に贈ることができ、住所管理も不要です。さらに、カタログの有効期限を自由に設定できるため、急な謝罪シーンでも最短即日での納品が可能です。
相手が自分で好きなものを選べるため「好みが分からず外してしまう」心配がなく、多様なニーズに対応できます。謝罪の気持ちを込めたオリジナルメッセージや企業ロゴを入れることも可能なため、礼儀を保ちつつ、相手に寄り添った対応を実現します。初期費用や月額固定費は無料で、必要なのはカタログ代金のみという点も法人利用に最適です。

謝罪のお菓子に関するQ&A
謝罪に伺った際に相手が不在だった場合はどうすればよいですか?
お詫びの品は直接手渡すことが基本です。不在の場合は勝手に置いていかず、改めて訪問の機会をいただくように調整しましょう。無理に置いていくことはマナー違反とされます。
品物を受け取ってもらえなかった場合はどうすべきですか?
相手の怒りが収まらず、受け取りを拒否された場合は、無理に渡そうとしてはいけません。誠意を持って謝罪を続け、その日は品物を持ち帰りましょう。日を改めて再度伺う際に、改めて持参するのが適切です。
ビジネスで上司と同行する場合、どちらが渡すべきですか?
複数人で訪問する場合は、同行している中で最も立場が上の人(上司)から渡すのがマナーです。
まとめ:誠意ある対応が再構築の鍵
謝罪の場におけるお詫びの品は、失った信頼を回復するための第一歩です。正しい渡し方や言い方のマナーを守ることは、相手への深い敬意を示すことにつながります。お菓子選びにおいては、老舗の重量感ある品や個包装など、相手の利便性と感情に配慮した選択を心がけましょう。
もし品物選びや迅速な対応に不安がある場合は、相手の好みを尊重できるPsyPre for Bizのようなカタログギフトサービスを活用するのも一つの手です。最も大切なのは「心から申し訳ない」という気持ちを伝えることです。マナーを味方につけて、誠意ある対応で関係の再構築を目指しましょう。

