仕事でのミスや近隣への迷惑など、相手に深く謝罪しなければならない場面では、言葉だけでなく品物を持参することが多々あります。しかし、いざ準備を始めると「のしはどうすればいいのか」「どのような言葉を書くのが正解か」と迷ってしまうものです。不適切なマナーは、かえって相手の不快感を増長させ、さらなるトラブルを招く恐れもあります。この記事では、お詫びの気持ちを真っ直ぐに伝え、信頼を回復するための正しい「のし」の書き方や作法について詳しくご紹介します。
この記事の監修者

ギフトコンシェルジュ
清野飛鳥
法人様向けのオリジナルカタログギフトを手軽に作れる「PsyPre for Biz」を統括しています。想い出に残るイベントや福利厚生などのお悩みをサポートいたします。
お詫びの品に「のし」は必要?基本のマナーと意味

お詫びの品に「のし」を付けるべきかどうかは、贈る相手や状況によって判断が分かれます。厳密に言えば、のし紙の右上にある飾りである「のし」は慶事を象徴するものとされています。そのため、謝罪の場面では「のし」が付いていない「掛け紙」を使用するのが正式なマナーです。
ビジネスシーンや目上の方への謝罪においては、何も付けないまま品物を渡すよりも、掛け紙を整えて贈る方が丁寧な印象を与えます。これは、単に品物を贈るのではなく、改まった気持ちと反省の意を形にするための重要な形式と捉えられているからです。一方で、親しい間柄での小さなお詫びであれば、リボンや簡易的なシールで対応しても問題ない場合があります。状況の重さを考慮し、迷う場合は控えめな「内のし(掛け紙を掛けてから包装する形式)」を選んでおくと安心です。
迷惑をかけた際に選ぶべき掛け紙の種類と書き方
謝罪の際に使用する掛け紙には、特定のルールが存在します。これらを間違えると「お祝い」と誤解される可能性があるため、細心の注意を払いましょう。
水引は「結び切り」を選ぶ
お詫びの際に使う水引は、二度と繰り返さないという意味を込めて「結び切り」を選択します。結び目が固く解けないこの形は、一度きりであってほしい出来事に用いられます。逆に、何度も結び直せる「蝶結び」は、出産やお中元などの何度あっても嬉しいお祝い事に使われるため、謝罪の場面では絶対に使用してはいけません。色は「紅白」のほか、地域によっては「白黒」や「双銀」が使われることもあります。
表書きの書き方
水引の上段中央に書く表書きは、謝罪の意図が明確に伝わる言葉を選びます。最も一般的なのは「お詫び」です。より深い謝罪の気持ちを示したい場合には「深謝」や「陳謝」という言葉を用います。ビジネスシーンで商品不良などの原因が明確な場合、稀に「粗品」とされることもありますが、相手に軽い印象を与える可能性があるため、基本的には「お詫び」とするのが無難です。文字は濃墨の筆や筆ペンを使い、楷書で丁寧に書き上げましょう。
名入れのルール
水引の下段中央には、贈り主の名前を表書きよりも少し小さめに記載します。個人の場合は姓名またはフルネームを書きます。ビジネスシーンでは、会社名を中央に書き、その右側に少し小さく代表者の役職と氏名を添えるのが一般的です。複数人で伺う場合は、代表者一名の名前を記載します。お詫びの場では、弔事の際に使う「薄墨」は使用しません。悲しみの涙で墨が薄まったという意味を持つ薄墨は、謝罪には不適切だからです。はっきりとした黒色の濃墨で、誠実さを表現しましょう。

誠意が伝わるお詫びの品の選び方と金額相場

お詫びの品は、相手に負担を感じさせない「消えもの」を選ぶのが基本です。
品物の選び方のポイント
菓子折りや焼き菓子、お茶、コーヒーなどが定番です。相手方の都合で分けやすいよう、日持ちのする個包装のものを選ぶと親切です。また、謝罪の場では「重み」のあるもの、例えば羊羹やカステラなどが好まれる傾向にあります。これは、事態を深刻に受け止めているという姿勢を重さに例える考え方があるためです。一方で、現金や商品券は「物で解決しようとしている」と受け取られ、失礼にあたる可能性が高いため避けてください。
金額の相場
一般的な相場は3,000円から10,000円程度とされています。安すぎると誠意が伝わらず、高すぎると相手を萎縮させたり、物で解決しようとしている印象を与えたりします。個人の小さなトラブルであれば3,000円から5,000円、ビジネス上の重大なミスであれば10,000円程度といったように、迷惑をかけた度合いに合わせて調整しましょう。
謝罪の気持ちを正しく伝える渡し方のタイミングと注意点
どれほど立派な品物を用意しても、渡し方を間違えれば台無しです。
渡すタイミング
訪問してすぐに品物を差し出すのは、言い訳のように感じられるためマナー違反です。まずは謝罪の言葉を尽くし、相手がこちらの誠意を受け入れてくれたと感じた段階で渡します。「こちら、心ばかりのお詫びのしるしでございます」と一言添えて、丁寧にお渡ししましょう。もし相手の怒りが収まらず、受け取りを拒否された場合は、無理に置いて帰らずにそのまま持ち帰るのが賢明です。
渡し方の作法
品物は手提げ袋から取り出し、相手から見て表書きの文字が正しく読める向きにして、両手で差し出します。袋は自分で持ち帰るのが基本ですが、外出先などで相手が持ち運ぶ必要がある場合は「袋のまま失礼いたします」と断りを入れてからお渡しする場合もあります。

法人のお詫びギフトには「PsyPre for Biz」が最適な理由
ビジネスシーンにおける謝罪では、迅速な対応と相手への細やかな配慮が求められます。しかし、急なトラブルで品物の手配や送り先の情報収集に時間が取れないこともあるでしょう。そのような場面で活用できるのが、法人向けギフトサービス「PsyPre for Biz」です。
相手の好みを外さないカタログ形式
お詫びの品として菓子折りを用意しても、相手にアレルギーがあったり甘いものが苦手だったりする場合、さらなる不手際となりかねません。PsyPre for Bizのカタログギフトなら、1,000種類以上の商品から予算に合わせて自由に組み合わせて作成できるため、相手に好きなものを選んでもらうことができます。
住所管理不要で迅速な納品
トラブル発生時は一分一秒を争います。PsyPre for Bizのeカタログギフト(URL納品タイプ)であれば、最短即日の納品が可能です。相手に住所を入力してもらう形式のため、送り先の情報収集に時間をかけることなく、すぐにお詫びの気持ちを届けることができます。
誠意を伝えるカスタムメッセージ
PsyPre for Bizでは、ギフト画面にオリジナルのメッセージや企業ロゴを挿入することが可能です。テンプレートではない、自らの言葉で綴った謝罪のメッセージを添えることで、デジタルギフトであっても深い誠意を伝えることができます。また、月末締めなどの請求書払いにも対応しており、法人の事務手続きもスムーズです。

お詫びの品の「のし」に関するよくある質問(QA)
そもそも「のし」を付けないと失礼になりますか?
必ずしも必須ではありませんが、ビジネスや改まった場では、掛け紙をすることで「誠意を形にする」という姿勢を示せます。判断に迷う場合は、控えめな印象を与える「内のし」で準備することをお勧めします。
謝罪の品を郵送するのはマナー違反ですか?
原則として、重大な迷惑をかけた場合は直接伺って謝罪するのがマナーです。しかし、遠方であったり、相手が面会を拒んでいたりする場合は郵送となることもあります。その際は、必ずお詫び状を同封し、品物だけが届くことのないよう配慮しましょう。
「粗品」という表書きを使っても良いですか?
相手に「つまらないものですが」という謙虚な姿勢を見せるために使われることもありますが、謝罪の場面では「問題を軽く見ている」と誤解されるリスクがあります。基本的には「お詫び」や「深謝」を使うのが最も安全です。
まとめ:正しいのしマナーで誠実な謝罪を
お詫びの品に掛けるのし(掛け紙)は、相手への敬意と反省の意を視覚的に伝える大切な役割を担っています。「結び切り」の水引を選び、濃墨で丁寧に「お詫び」と記すといった基本マナーを守ることは、信頼回復への第一歩となります。
また、品物選びや渡すタイミングにも心を配り、何よりも言葉と態度で誠実さを伝えることが重要です。ビジネスシーンで急ぎの対応が必要な場合や、相手の好みに配慮したい場合には、メッセージを添えて迅速に贈れる「PsyPre for Biz」のようなサービスを活用するのも一つの現代的な選択肢です。正しい知識を身につけ、相手の気持ちに寄り添った対応を心がけましょう。

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