会社にとって10周年という節目は、非常に大きな意味を持ちます。10年続く企業の割合は決して多くはなく、長年の努力と信頼の積み重ねがあってこそ迎えられる特別な瞬間です。そんな記念すべき日だからこそ、取引先への感謝や、共に歩んできた社員への労いを込めた「記念品」選びは失敗したくないものです。しかし、相手の好みがわからなかったり、マナーに不安を感じたりする担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、10周年記念品を贈る上で知っておくべき基本のマナーや相場、そして相手に心から喜んでもらえる新しいギフトの選び方について詳しく解説します。
この記事の監修者

ギフトコンシェルジュ
清野飛鳥
法人様向けのオリジナルカタログギフトを手軽に作れる「PsyPre for Biz」を統括しています。想い出に残るイベントや福利厚生などのお悩みをサポートいたします。
会社設立10周年!記念品を贈る際の基本マナーと注意点

ビジネスシーンにおける贈り物は、相手との信頼関係を深める絶好の機会ですが、同時に一定のマナーや配慮が欠かせません。まずは失礼にあたらないよう、基本的なルールを確認しましょう。
贈るタイミングは記念日の1週間前から前日が目安
10周年のお祝いは、できるだけ周年記念日に近いタイミングで贈るのが理想的です。「創業日」や「設立記念日」の1週間前から前日までに相手の手元に届くように手配しましょう。
もし記念式典やパーティーが開催される場合は、当日の朝に持参したり、会場に届くように手配したりすることでお祝いムードを一層高めることができます。当日渡す場合は、持ち帰りやすいサイズや重さのものを選ぶ配慮も大切です。
熨斗(のし)紙の書き方と水引の選び方
公的な贈り物である記念品には、熨斗紙を掛けるのがマナーです。10周年は何度あってもおめでたい慶事であるため、水引は結び直しができる「紅白の蝶結び」を選びます。
表書きには「御祝」や「祝十周年」、あるいは法人向けにより丁寧な「御創立十周年御祝」といった文言を記載します。下段の署名部分には、自社の会社名と代表者名を記載するのが通例です。正しい熨斗紙を用意することで、贈り物の格式が高まり、相手に対する敬意がしっかりと伝わります。
記念品として避けるべきNGアイテム
記念品選びでは、縁起の悪いものを避ける配慮も必要です。10周年は企業のさらなる発展を願う場であるため、「赤字」や「火事」、あるいは「縁を切る」ことを連想させる品物はマナー違反とされることがあります。
具体的には、以下のようなアイテムに注意が必要です。
・赤い色のアイテム(赤字や火を連想させるため)
・ライターやキャンドルなどの暖房器具(火事につながるため)
・刃物(縁を切ることを連想させるため)
・ハンカチ(手巾は別れをイメージさせるため)
特にコーポレートカラーが赤の場合などは、メインカラーとして使わないよう配慮するか、カタログギフトなどの選択肢を用いるのが賢明です。
【相手別】10周年記念品の金額相場はいくら?
記念品の予算は、贈る相手との関係性によって異なります。10周年は大きな節目のため、通常の周年祝いよりも少し高めの金額設定になる傾向があります。
取引先へ贈る場合
一般的な取引先への記念品は、1万円から3万円程度が相場とされています。もし、長年の付き合いがある重要な取引先や、過去に高額なお祝いをいただいた経緯がある場合は、3万円から10万円程度の高額ギフトが選ばれることもあります。過去の記録を確認し、いただいたお祝いと同程度の金額をお返しするのがマナーです。
自社の社員・スタッフへ贈る場合
自社の社員へ贈る記念品の場合も、1万円から3万円程度が一般的です。社員全員に一律で贈るケースや、勤続年数に応じてグレードを変えるケースなど様々ですが、無理のない範囲で予算を設定し、感謝の気持ちが伝わるものを選びましょう。
会社の10周年記念品で失敗しない選び方のポイント

「何を贈れば喜ばれるのか」は、担当者が最も頭を悩ませるポイントです。ここでは、失敗しないための選び方のコツを紹介します。
相手の業種や関係性を考慮する
取引先に贈る場合は、相手企業の業種や事業内容への配慮が大切です。例えば、食品メーカーに競合他社の商品を贈るといったミスマッチは避けなければなりません。
また、相手のオフィスの環境や雰囲気に合わせて、飾れるものや実用的なものを選ぶ視点も重要です。飲食店などであれば店舗に飾れるアイテム、オフィスであれば休憩中に楽しめるコーヒーやお菓子なども人気があります。
企業ロゴやメッセージで特別感を演出する
既製品をそのまま贈るだけでは、印象に残りにくい場合があります。そこで、記念品に「10th Anniversary」の文字や、自社の企業ロゴを入れることで、世界に一つだけの特別なギフトになります。
ただし、ロゴが大きく入りすぎた実用品(ペンやバッグなど)は、受け取った側が使いづらいと感じることもあるため、デザインのバランスには注意が必要です。
相手が好きなものを選べるカタログギフトが人気
「相手の好みがわからない」「苦手なものを渡してしまわないか不安」という悩みは、ギフト選びにつきものです。そうしたリスクを避けるために選ばれているのが、受け取った相手が好きな商品を選べる「カタログギフト」です。従来の冊子タイプだけでなく、最近ではスマホで手軽に注文できるWebカタログ形式も増えており、荷物にならずスマートに贈れる点でも評価されています。

会社の10周年記念品なら「PsyPre for Biz」がおすすめな理由
10周年という特別な節目に、他社と差をつけるセンスの良い記念品を贈りたい。そんな法人担当者様におすすめなのが、法人向けギフトサービス「PsyPre for Biz」です。単なるカタログギフトではなく、貴社の想いを形にするための多彩な機能が備わっています。
商品を自由に組み合わせてオリジナルカタログが作れる
PsyPre for Bizの最大の特徴は、1000種類以上の商品の中から予算やコンセプトに合わせて商品を自由に組み合わせ、完全オリジナルのカタログを作成できる点です。
一般的なカタログギフトでは「欲しいものがない」と思われてしまうことがありますが、PsyPre for Bizなら「社員向けにグルメを充実させる」「女性の多い取引先向けに美容アイテムを増やす」といった柔軟なカスタマイズが可能です。これにより、相手の好みを外しにくく、満足度の高い記念品を贈ることができます。
企業ロゴやメッセージカードでブランディングが可能
10周年の記念品は、企業のブランディングツールとしての役割も果たします。PsyPre for Bizでは、Webカタログの画面にオリジナルの企業ロゴを挿入したり、感謝の想いを綴ったメッセージを添えたりすることが可能です。ただ「物」を贈るのではなく、10周年の感謝と企業のブランドイメージを同時に届けることができるため、受け取った相手の記憶に強く残ります。
住所管理不要のeギフトで手軽に贈れる
多数の取引先や社員に記念品を贈る際、大変なのが住所の管理や配送手配です。PsyPre for Bizは、メールやSNSでURLを送るだけの「URL納品タイプ」や、手渡しに便利な「ギフトカードタイプ」を選択できます。URLタイプなら最短即日で納品が可能で、受け取った相手が自分で配送先を入力するため、贈り主側での住所管理は一切不要です。
また、月末締めの請求書払いに対応しており、経理処理がスムーズに行える点も、法人利用において大きなメリットと言えるでしょう。10周年という大きな節目。相手の好みを尊重しつつ、自社のカラーもしっかりと表現できる「PsyPre for Biz」で、心に残る特別な記念品を贈ってみませんか。



