企業の創業や設立を祝う「周年記念」。会社にとって大きな節目であると同時に、日頃会社を支えてくれている社員へ感謝を伝える絶好の機会でもあります。しかし、担当者様にとっては「社員の年代や好みがバラバラで何を贈ればいいかわからない」「テレワークでお祝いを渡すタイミングが難しい」「予算内でセンスのいいものを選びたい」といった悩みが尽きないものではないでしょうか。
せっかくの記念品ですから、デスクの奥にしまわれるものではなく、社員が心から喜び、愛用してくれるものを選びたいものです。この記事では、社員向け周年記念品の選び方のポイントや予算相場、そして近年注目されている「管理が楽で満足度の高い」新しいギフトの形について詳しく解説します。
この記事の監修者

ギフトコンシェルジュ
清野飛鳥
法人様向けのオリジナルカタログギフトを手軽に作れる「PsyPre for Biz」を統括しています。想い出に残るイベントや福利厚生などのお悩みをサポートいたします。
周年記念品を社員に贈る意義とメリット

周年記念品は単なる「お祝いの配布物」ではありません。経営戦略の一環として、組織にポジティブな影響を与える重要なツールとなり得ます。
帰属意識(エンゲージメント)の向上
周年記念という節目に従業員一人ひとりの貢献を称えることで、自社への愛着心や帰属意識を高めることができます。会社からの感謝が伝わることで、社員は「この会社で長く働いてよかった」と感じ、結果として離職率の低下や定着率の向上につながることが期待されます。
一体感の醸成とモチベーションアップ
周年記念品は、企業の理念やビジョンを再確認するきっかけにもなります。特に全社的なイベントや記念品配布を通じて、普段接点の少ない部署間やグループ会社間での共通の話題が生まれ、組織全体の一体感を醸成する効果があります。また、実用的なギフトや特別感のある記念品は、日々の業務へのモチベーション向上にも寄与します。
社員向け周年記念品の選び方 3つのポイント
「もらって困る記念品」を避け、社員に喜ばれる品を選ぶためには、以下の3つのポイントを意識することが大切です。
1 相手を選ばない「実用性」と「選択肢」
社員の年齢層、性別、ライフスタイルは多様化しています。特定の趣味に偏ったものや、大きく社名が入った使いづらいアイテムは避けるのが無難です。ビジネスシーンで使える文房具やガジェット、あるいは家庭で消費できる食品など、誰もが使いやすく困らないものを選ぶ視点が重要です。近年では、受け取った社員自身が好きなものを選べるカタログギフトやデジタルギフトも、満足度を高める手段として人気を集めています。
2 配布・管理のしやすさ
リモートワークが普及した現在、記念品をオフィスで手渡しすることが難しいケースも増えています。重たいものや大きなものは持ち帰りの負担になるため、コンパクトなものや、配送しやすい形状のものが好まれます。また、住所管理の手間を省けるデジタルギフトやカードタイプのギフトは、総務や担当者の負担を大幅に軽減できるため、選定時の重要なポイントとなります。
3 企業の「らしさ」や特別感の演出
市販品をそのまま渡すだけでは、記念品としての印象が薄くなってしまいます。企業のロゴをさりげなく入れたり、コーポレートカラーを取り入れたりすることで、オリジナリティを演出できます。ただし、名入れは普段使いの邪魔にならないよう、ワンポイントや化粧箱への印字にとどめるなどの配慮が必要です。
社員向け周年記念品の予算相場
周年記念品の予算は、周年数(5周年、10周年など)や会社の規模によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
一般的な周年記念品:1,000円〜3,000円 毎年の記念日や小規模な周年祝いでは、この価格帯で実用的なタオルやお菓子、文房具などが選ばれる傾向にあります。
節目の周年記念品(10周年、50周年など):3,000円〜10,000円以上 大きな節目となる年には、予算を増額してカタログギフトや高品質な時計、記念ロゴ入りの特別グッズなどを贈る企業が増えます。予算には品物代だけでなく、ラッピング代、名入れ代、送料なども含めて計画を立てることが重要です。
【ジャンル別】社員に喜ばれるおすすめの周年記念品アイデア

会社創立記念のお祝い品選び|マナー・相場と「外さない」最新トレンド
自由に選べる「カタログギフト・デジタルギフト」
「相手の好みがわからない」という悩みを解決する最適解です。グルメ、体験、雑貨など幅広い選択肢から社員自身が欲しいものを選べるため、ハズす心配がありません。最近では、スマホで完結するデジタルギフトや、カードタイプのカタログギフトも主流になっており、在庫管理や配布の手間がない点も評価されています。
仕事で役立つ「オフィスグッズ・ガジェット」
USBメモリーやモバイルバッテリー、高品質なボールペンなどは、実用性が高く業務でもプライベートでも活用できます。特にIT企業などでは、デスク周りの便利グッズは喜ばれやすい傾向にあります。
家族と楽しめる「食品・スイーツ・ドリンク」
お菓子やコーヒー、ジュースなどは、社員本人だけでなくその家族にも喜んでもらえるギフトです。消えもの(消耗品)であるため、もらって困るということが少なく、有名ブランドのスイーツなどを選べば特別感も演出できます。
日常使いできる「タオル・エコグッズ」
タオルは何枚あっても困らない日用品の代表格であり、上質な今治タオルなどは記念品として定番です。また、エコバッグやタンブラーなど、SDGsを意識した繰り返し使えるアイテムは、企業の環境への配慮をアピールすることにもつながります。
迷ったら「オリジナルカタログギフト」という選択肢
「社員に好きなものを選んでほしいけれど、Amazonギフトカードのような金券では味気ない」「自社の記念品としての特別感も出したい」そのような場合には、「PsyPre for Biz」のような、商品を自由に組み合わせてオリジナルカタログを作れるサービスがおすすめです。
相手の好みがわからなくても「ハズさない」
1,000種類以上の商品から、予算や社員の属性に合わせて自由に商品を組み合わせたカタログを作成できます。グルメや雑貨など多様な商品をラインナップできるため、社員一人ひとりの好みに対応でき、満足度を高めることが可能です。
ロゴやメッセージで「自社らしさ」を表現
Webカタログ(eカタログ)の画面に、企業のオリジナルロゴや周年記念のメッセージを挿入することができます。これにより、既製品のカタログギフトにはない「自社専用のギフト」というブランディングが可能になり、社員への感謝の気持ちがより伝わりやすくなります。
住所管理不要で、業務負担を最小限に
ギフトカードタイプやURL納品タイプを選択できるため、社員の自宅住所を管理・入力する手間が一切かかりません。社員がQRコードやURLからアクセスし、自分で配送先を入力する仕組みのため、リモートワーク環境下でもメールやチャットで手軽に配布でき、即日納品も可能です。
経理処理もスムーズ
月末締めでの請求書払いに対応しており、カタログ購入費用以外の初期費用や月額固定費がかからないため、予算管理がしやすく、法人利用に特化したメリットがあります。

周年記念品を贈る際のマナーとメッセージ
熨斗(のし)の種類と書き方
周年記念は「何度あっても嬉しいお祝い事」であるため、水引は「紅白蝶結び」を使用します。
表書き(上段):「創立〇周年記念」「記念品」など
名入れ(下段):「会社名」または「会社名 代表者名」
社員への感謝を伝えるメッセージ文例
記念品には、日頃の感謝を伝えるメッセージを添えることで、より温かみのある贈り物になります。
【メッセージ文例】
社員の皆様へ 当社は本年〇月〇日、創立〇周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様の日々の尽力と協力があったからこそです。深く感謝いたします。 ささやかではありますが、記念品を贈呈いたします。これを機に、社員一同新たな気持ちで業務に励んでいけるよう、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
まとめ
周年記念品は、社員への感謝を伝え、エンゲージメントを高めるための重要な投資です。成功の鍵は、「実用性(選べる楽しさ)」「管理のしやすさ」、そして「記念品としての特別感」のバランスにあります。
「社員の好みが多様で選べない」「配布の手間を減らしたい」「でも自社らしい特別感は出したい」という場合は、オリジナルカタログギフトの作成を検討してみてはいかがでしょうか。PsyPre for Bizなら、ロゴ入りのオリジナルカタログをWebで手軽に贈ることができ、社員満足と業務効率化の両立が可能です。
素敵な記念品を選んで、会社の節目を社員全員の笑顔で祝いましょう。



